●奨学金プログラム

タイの子ども達への奨学金支援プログラムです。貧困層の恵まれない小学生から高校生に年間2,000バーツから3,000バーツの教育費の支援を行います。スタッフが現地で直接子ども達に手渡し、教師監督のもと奨学生名義の銀行口座において管理する方式で支援しています。また、一部大学生を支援する特別奨学金制度などがあります。

  

<奨学生たちのデータカード>
名前、年齢、どんな夢を持っているかなどが分かります。
タイ語で書かれているのでキャンの翻訳ボランティアさんに訳してもらっています。

活動実績

日程

活動内容

ところ

2006年 8月14日-20日 2006年奨学金授与式(2) タイ東北部
  6月 2006年奨学金授与式(1) タイ東北部
2005年      
       
       
2004年 12月4日 奨学生資料ドナーへ発送 名古屋事務所
  11月22日 翻訳会 名古屋事務所
  10月16日 翻訳会 名古屋事務所
  9月23日 翻訳会 名古屋事務所
  8月22日-26日 2004年奨学金授与式(3) ムクダハーン県他7県
  6月19-20日 2004年奨学金授与式(2) タイ FREE事務所
  5月26日-6月4日 2004年奨学金授与式(1) スリン・ブリラム県等8県
2003年 12月 奨学生訪問 カラシン県
  11月16日 奨学生資料ドナーへ発送 名古屋事務所
  8月16日 2003年奨学金授与式(4) カラシン県
  7月15日-22日 2003年奨学金授与式(3)及び奨学生訪問 チャイヤプーム県等7県
  6月14-15日 2003年奨学金授与式(2) バンコク
  5月28日-6月5日 2003年奨学金授与式(1)及び奨学生訪問 サケーオ県等9県
  5月5-8日 大学生特別奨学金 奨学生訪問 ヤラー県
  2月2-13日 奨学生訪問 ムクダハーン県
-2002年  
  

建設プログラム

タイ東北部の学校の校舎不足を解消するために始まったプログラムです。過去には郵政省(現総務省)の国際ボランティア貯金の配分金をいただき、大規模な校舎建設も行ってきましたが、現在では東北部の校舎不足も解消されつつあり、支援の方法は学校施設の改善のための補修作業や北部の山村から出てきた民族の子ども達のための学生寮の建設などを主な活動としています。このプログラムに関連したイベントとして毎年行われるワークキャンプがあります。詳しくはイベント情報をごらんください。

  

 

活動実績

2007年チェンマイ県
カサロン寮 食堂兼調理場建設

2006年チェンマイ県

バンファイナムカオ学校 食堂補修
ガサロン寮 山岳部民族学生寮第2棟

2005年チェンマイ県

ガサロン寮 家畜小屋
ガサロン寮 山岳部民族学生寮

2004年カラシン県

ナブンラットソンクロ学校 多目的教室棟
バンコックチャルーン学校 手洗い場整備

2003年カラシン県

ノンポーンウィタヤーヨン学校 図書館
ノンパーギウウィジット学校 多目的教室棟

2002年サッケーオ県

バンノンサメット学校 多目的教室棟
バンライサムシー学校 多目的教室棟
バンサイトーン学校 図書館

2001年チャイヤプーム県

クームアンウィッタヤ学校 多目的教室棟
バンティックレーン学校 多目的教室棟
コークサアート学校
バンドゥアウィッタヤコム学校 校舎整備

2001年スリン県

サノムスックサカーン学校 図書館改修
バンノンカナー学校 図書館改修
バンプー学校 多目的教室棟

2001年サコンナコン県

バンムアンカム学校 校舎整備

2000年チャイヤプーム学校

コークサアートウィッタヤー学校 多目的教室棟
バンドゥアウィッタヤコム学校 多目的教室棟
ルーングロムウィッタヤコム学校 多目的教室棟
ポンノック学校 多目的教室棟

1999年度チャイヤプーム県

バンパヤング学校 多目的教室棟
ノンワンプライ学校 図書館・多目的教室棟
ルムラムチー学校 多目的教室棟・教室棟補修工事
シーロングウィッタヤ学校 多目的教室棟

1998年ムクダハーン県

バンノンコン学校 教室棟・養鶏舎・養殖池
ファイタパ学校 教室棟・養アヒル舎
バンナヒンコン学校 教室棟・養鶏舎
バンゲンナン学校 教室棟・養鶏舎

1997年ムクダハーン県

バンドンムアイ学校 多目的教室棟・養鶏舎
バンサイノイ学校 多目的教室棟・養鶏舎
バンポンダン学校 多目的教室棟・養鶏舎
バンナサノウ学校 多目的教室棟・養鶏舎

1996年ブリラム県

バンソンチャン学校 図書館・職業訓練所・養鶏舎
バンラムドゥアン学校 図書館・寮・養鶏舎
バンママング学校 図書館・養鶏舎・校舎床のセメント工事
バンパーチャン学校 図書館・養鶏舎

1995年スリン県

バンチュアプルーング学校 幼稚園舎
バンパノム学校 2階建て校舎・運動場整備・養殖池・養殖場パイプライン敷設
チヤルーンウィッタヤー学校 寮3棟・校舎2棟
バンジャボック学校 パイプライン敷設・フェンス敷設

●山岳部少数民族支援プログラム

山岳部少数民族の子供達の中にはタイに住んでいながら国籍を持てなかったり、家族がHIVや麻薬に侵されて、貧困から抜け出せない子供達がいます。このプログラムではそうした子供達に教育や生活の支援をしています。
現在は、現地のNGO「ラフー財団」を通じて奨学金を支給したり、学生寮を建設したりする生活支援プログラムを行っています。
又、キャンヘルプの行ってきたタイ東北部の教育支援とは若干はなれ、新しく始まったプログラムです。

 

山岳部少数民族の現状

○少数民族とは…

タイ国内にはおよそ100万人の山岳部少数民族(高地少数民族、以下 山岳部民族)が居住しています、その多くが北タイ各地に住んでおり、主にはモン、ヤオ、ラフ、リス、アカ、カレンの6民族があり、その他の少数民族を合わせると20を越える民族がタイ国内に存在するといわれています。彼らの多くは山岳部に住み、伝統的な焼畑農業や狩猟採取で生計を立て、民族ごとの独自の宗教、文化、衣装で生活している人々です。

○都市への移住

近年、独自の文化や伝統を守って生活をしてきた彼らの生活が脅かされるようになってしまいました。タイ政府は爆発的な人口増加、商業用森林伐採などによって起こった洪水や環境問題をきっかけに1989年タイ全土に森林伐採禁止令を出しました。この禁止令によって伝統的な移動焼畑農業を行ってきた彼らは土地と生活手段を失い、都市に移住を始める人々が増加しました。以前には出稼ぎとして一時的に都市に出ていたのが、家族を連れて永久移住という形態も増えていきました。しかし都市に出ても就職が困難で多数の失業者が出てしまいました。

○失業問題

山岳部少数民族達の就職が困難で、さらに彼等を取り巻く問題はたくさんあります。

・強い差別意識(タイ人の中には少なからず山岳部民族を差別する風潮があり、山岳民部少数民族をあまり良くない特定のイメージとしてしかとらえず、自分たちより遅れている「未開人」等と間違った印象を持つ人々もいます。)

・生活・文化の違い (移動焼き畑農業で暮らしている山岳民族と貨幣経済の中で暮らしているタイ人では暮らしに大きなギャップがあります。)

・国籍問題 (タイでは山岳部民族の大半が国籍を持っていない、近年では国籍取得者も増えてきているがまだまだ問題がある。また認められるのがすごく難しく正規の手続きを踏んでも何年も認められない事が多い。又政府の役人の腐敗によってさらに難しくなっている現状があります。)

・言葉の問題 (山岳部民族には独自の言語を持っており、特に大人がタイ語を理解できない事があります、特に都市に出稼ぎに来た山岳部民族にとっては大きな問題になっています。また最近では都市に出てきた子供達が部族の言葉を忘れタイ語だけになってしまう傾向にあり、部族の伝統を失ってしまうのではないのかという問題もあります)
・教育問題(山岳地帯では教師や学校が少なくまともな教育が受けられない、それゆえ山岳部民族の教育水準が低下し就職に必要な技能を得ることが出来ない)

などの問題があり山岳部民族の就職を困難にしています。村に戻っても移動焼畑農業が出来ない為都市にとどまりスラム街を形成して、麻薬の売人や売春婦として生きていくことを選ばざるを得なくなってしまいました。

又、山岳部民族の村でも否応なしに貨幣経済の波が押し寄せ、貨幣の獲得の為に出稼ぎに行く人や村の中でも麻薬の使用、密売が行われるなどの影響が起きてきました。

○麻薬・売春・AIDS問題

仕事がなく麻薬の密売や売春等を行わざるをえなくなった山岳部民族達にとって新たな問題が出てきました。

タイ国内でのHIVの感染拡大によるAIDS患者の増加です。失業の原因にもあるように教育水準が低く職を見つけがたい山岳部民族の女性達が売春行為によってHIVに感染したり、密売をしている人の中からも麻薬の使用によって注射針からから感染したりしました。さらに出稼ぎで売春をしていた女性が村に帰り夫に感染し生まれた子供に感染し、山岳部民族の村の中にもHIVが持ち込まれてしまいました。その結果親をHIV感染や麻薬の密売や使用で失ってしまった子供達がいます。そんな子供達の多くも生活のため麻薬の密売、売春などに利用されてしまう悲しい現実もあります。

 

 ガサロンの家(山岳部少数民族のための学生寮)

サロンの家(土の家)とは、キャンヘルプタイランドが現地のNGO(ラフー財団)と共同でチェンマイ郊外に建設した学生寮です。
山岳部少数民族(高地少数民族)は国籍問題、麻薬問題、教育問題など多くの問題を抱えていますが、キャンヘルプタイランドは、教育問題の改善に重点を置いて援助をしています。山岳部少数民族の村の中には学校があっても、タイ人教師が山岳部での暮らしや文化・風習の違いなどから村に馴染めず、山を下りてしまうことが多々あります。学校があっても先生がいないのです。中には、学校すら無い村も沢山あり、充分な教育が受けられない子どもがたくさんいるのが現状です。
そこで、町の近くに学生寮を造り、ここから町の学校へ通えるようにカサロンの家を建設することになりました。そして、2005年3月、ワークキャンプを実施し、日本人ボランティアと現地の職人さんや子ども達が一緒に働き、土でカサロンハウスを造りました。現在、7名の子供達が親元を離れ、学校に通っています。ここの子ども達は親元から離れて暮す寂しさや、山岳部との教育レベルや言葉の違いなどを乗り越え、よく学び、よく遊び、自立した生活を送っています。
この三月にはカサロンの第二棟の建設を行い、より山岳部民族の子どもたちが教育を受ける機会を増やしていく予定です。

  

●ランチプログラム

学校給食を充実させるために家畜小屋などの食料を自給するための施設を支援するプログラムです。一時的なお金の援助ではなく持続可能な施設の支援を目指しています。

 

●図書支援プログラム

2000年度より新しいプログラムとして試行を行なっています。キャンヘルプタイランドが支援を続けているイサーン地方の学校の中には、図書室があっても本があまりそろっていないところが多い。学校の図書室に図鑑や事典、先生や生徒向けの雑誌などを購入するための資金を援助しくことを目的にしています。 また支援の一角として日本の絵本をタイの子供に読んでもらおうと、絵本を集め、タイ語訳のシールを貼ってタイに送る活動もしています。タイでも絵本はありますが、日本以上に高価で、種類が少ないのです。タイの子供にたくさんの絵本を読んでもらい、想像力豊かな大人になるようキャンヘルプタイランドがお手伝いします。