キャンヘルプタイランドはタイの貧困地域の子供たちへの教育環境を改善しようと援助を続けている民間で非営利のボランティア組織(NGO)です。会の起こりは1990年、筑波大学時代の教え子だったタイ人を同国に訪ねたとき、農村地域の子供たちの悲惨な現状を目のあたりにしたレイ(名誉会長=元南山大学教授)が、帰国後、同僚の日本人、カナダ人教授らに呼びかけて奨学資金の提供を申し出たことに始まります。同年暮れには「C.A.N.H.E.L.P. Thailand」 を発足させ、現在はタイのなかでも特に貧しいとされるイサーン地域(東北部)を中心とする 15県の初等中等教育機関に対して奨学金の給付、学校給食、自給自足化への支援、学校諸施設の改善といった支援活動を続けています。
会名の「CAN」」は英語の 「できる」 の意味のほかに、 「カナダ」 「アメリカ」 「ニッポン」の頭文字が、「HELP」には「助ける」のほか「Health(健康)」「Education(教育)」「Love(愛)」「Purpose(目的)」の意味が込められています。